QR : ブルトン・デュ・ジャポン と ブルターニュ

ブルトン・デュ・ジャポン協会は、日本在住のブルターニュ地方出身者および日本人が中心となって2006年10月に創立されました。設立の目的は、文化的・経済的側面からブルターニュを紹介し、交流活動を促進することにあります。多くのブルターニュ企業とブルターニュ製品を輸入する日本企業が、協会の活動を積極的に支えています。

ブルトン・デュ・ジャポン協会は、その創立以来毎年欠かさず、東京で行われるセント・パトリックス・デイ・パレードに参加してきました。さらにブルターニュとそのアイデンティティをめぐり、さまざまなイベントを定期的に行っています。2007年3月にはフランス大使および領事の参加を得て、日本ではそれまで一度も行われたことのなかったフェス・ノズ(ブルターニュで夜に行われるダンス・パーティ)が催されました。2年後となる今年5月、ブルトン・デュ・ジャポン協会は、ブルターニュの祭りである聖イブ祭を祝って、東京で日本初のブルターニュ・フェスティバルを大々的に開催します。

ブルターニュ地方はフランスの北西部に位置し、独自の古い歴史と伝説を持つ地方です。巨石文化や自然崇拝のケルト民族が祖先でその歴史は紀元前5千年までさかのぼります。1532年にフランス王国に併合されるまでは独立した公国でした。

ブルターニュ地方の人々は「自分たちはフランス人である前にブルトン人である」と言うほど故郷ブルターニュを愛し誇りに思っています。彼らは独自の言語(ブルトン語)や歴史と宗教に基づいた独自の文化を大切にしています。伝統的な祭りがとても盛んで夏になるとブルターニュの各地で開催されています。

ブルトン語で「アルモール」は海の国、「アルゴワット」は森の国といいますが、自然の豊かなブルタ-ニュの魅力はこの二つにあります。ブルターニュには手付かずのまま残され守られた美しい海岸線、いくつもの素敵なビーチ、ベルエポックの時代に整備されたシックな海沿いの観光地がたくさんあります。ウィンド・サーフィン、スキューバダイビング、ヨットやカヌーなどのマリンスポーツの他、海岸線沿いに整備された遊歩道でのトレッキングも楽しめます。また、海だけではなく車で1時間ほど内陸部に入ると今度は「森の国」。伝説の舞台になった森や湖、なだらかな山々があります。森の中を散歩していると妖精やコロボックルが出会えそうな気がしてきます。小さな村の教会やお城、あちこちにある巨石文化の遺跡を巡るのも楽しみの一つです。

18-20世紀初頭まで時のフランス中央政府によって言語を奪われ貧しい地方と化したブルターニュは第二次世界大戦後「奇跡」と言われるほどの飛躍的な発展を遂げました。開発が遅れたことにより守られた美しい自然を活かしての観光産業。豊かな自然の恵みを活かした農業・漁業。教育や職業研修に力を入れ、ハイテク企業の誘致にも積極的なブルター
ニュ。ブルターニュの人々は助け合い協力し合う「連帯」の意識が強く、また、自然と生活が調和した「生活の質」をとても大切にしています。誠実で実直、そして、心の豊かな人々が住むブルターニュには素敵な魅力がいっぱいあふれています。